またもや荒れた!春の嵐は恐ろしい!
こんばんは。ドンディーです。
本日は阪神競馬場と、中山競馬場にてダブル重賞が行われました。
阪神ではステイヤーが集い、中山では若き牡馬が集結。
土曜は比較的落ち着いていた天候だったものの、日曜は春の嵐の到来によって全競馬場の馬場コンディションが悪めの傾向に。雨風も強く走りづらい環境下にありました。
こういう時は、先週の金鯱賞のように波乱が待っている…そう思っていると、やはりといったところに。
そして――
1番人気が勝つとは限らない、波乱の展開へ!

阪神大賞典(GⅡ)― 阪神競馬場

まず阪神競馬場にで行われたメインレースは、GⅡ・阪神大賞典でした。
阪神競馬場にて3000mの長距離で行われるレースで、このレースの勝者には春の天皇賞に出走する権利が与えられます。
天皇賞・春は3200mもの長距離なので、ここを勝てればステイヤーとして更なるステップアップに繋がりますね。今回も金鯱賞のような、一頭の馬に人気が集中しすぎて偏りのあるオッズになっておりました。
しかし、天候が悪かった阪神競馬場も芝は雨水を多く含んだ重馬場。思わぬ伏兵が飛んでくるかもしれない…そのような予感がプンプンしておりました。
最終オッズ上位人気3頭は以下の馬でした。
※番号は人気順で、馬番・枠番ではありません
1⃣アリストテレス(C・ルメール騎手)
昨年の菊花賞ではコントレイル相手にかなり奮闘し、その力を見せつけたアリストテレス。距離適性もある、そしてルメール騎手の鞍上。これ以上ない好条件によって、ダントツの1番人気を獲得。その力を今回も示せるのか!
2⃣ユーキャンスマイル(藤岡佑介騎手)
昨年の阪神大賞典の覇者であるこの馬が2番人気に。久しぶりのコンビとなった武豊騎手との予定が、怪我によって藤岡佑介騎手への乗り替わりに。ここ最近のGⅠレースでは結果を出せていないものの、この舞台でなら!
3⃣ディープボンド(和田竜二騎手)
昨年は三冠レースに挑戦しつつも勝ちきれない部分もあって惜しい成績を残してきましたが、今年は勝ち星を挙げていきたいところ。キズナ産駒の調子のいいこの土日、勝利を勝ち取れるか。
人気のアリストテレス、落つ!
勝ったのはディープボンド!なんとアリストテレスを押し退けて上がってきたのは土日でかなり調子の良かったキズナ産駒のこちらの馬でした!
逃げに徹した馬をすぐ後ろのベストポジションで追走していたディープボンドは、最後の直線で溜めていた足を一気に開放するかのように快調な走りを見せて一気に先頭を突っ切りました!
そのさらに後に追走してきたのはユーキャンスマイル!やはりこのレースでは実力を最大限に発揮し、1着は叶わずとも入選し武豊騎手の代わりを務めた藤岡佑介騎手でした!
3着にはまたもや予想外の人気薄馬、9番人気ナムラドノヴァンが入ってきた!伸びないアリストテレスやバテてしまった逃げ勢を尻目に、ユーキャンスマイルを差す勢いで外から伸びたすごい足でした。
結果は以下の通り。
■阪神大賞典2021(GⅡ) 結果・払戻 | netkeiba.com
https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202109011211&rf=special_pickup

一番人気が来ずで配当爆上げ!
アリストテレスがまさかの敗北によって、オッズは全体的に上昇。まさか馬券に一切絡まないとは思わず、三連単も当然のように10万馬券へと跳ね上がりました。
ディープボンドは私個人としても絡むとは思っていたのでそこは当たっていましたが、まさか軸にしていたアリストテレスが全く絡まないとは思いませんでした…
先週のような波乱ではなかったにしろ、これはこれで予想外の展開だっただけに当てた方は凄いと思いましたw
アリストテレスは前走不良馬場で勝てただけに、馬場状態が原因ではなかったのではないのか?今回は何がよくなかったのでしょうか…

スプリングS(GⅡ)― 中山競馬場

中山競馬場で開催されたメインレースは、GⅡ・フジテレビ賞 スプリングステークスです。
三歳牡馬たちが、今年のクラシック路線である三冠への道をめぐって皐月賞への最後の出走権をかけた春の準決勝戦がこちらのレースになります。三冠を達成する若き牡馬はここから出てくるのか!
芝1800mのマイル戦となり、こちらも天候は荒れていたために馬場状態は重と発表。全15頭の若き馬たちが波乱を呼ぶのか否か!
最終オッズ上位人気3頭は以下の馬でした。
※番号は人気順で、馬番・枠番ではありません
1⃣ボーデン(川田将雅騎手)
前走を大きくリードを残しての圧勝を見せた、とても勢いのあるボーデンが1番人気に。2戦からの重賞獲得を目指して、キャリアの少ないところを勢いでカバーし、そのまま皐月賞へと走り続けていけるのか!
2⃣ランドオブリバティ(三浦皇成騎手)
ホープフルステークスで最後コースから大きく外れてしまったことで話題になった、ランドオブリバティが2番人気に。ディープインパクト産駒としても期待が高まって、今度こそはクラシック路線への出走権を獲得へ!
3⃣ヴィクティファルス(池添謙一騎手)
デビューしてすぐにGⅢ共同通信杯を2着と快調の成績。なんと調教師が鞍上の池添謙一騎手の弟さんである池添学氏が担当している馬でもあり、兄弟の力をこの馬に乗せて走っていけるのか!
池添兄弟の願いが叶った!
勝ったのはヴィクティファルス!逃げを追走していた2着のアサマノイタズラと非常にいい争いを繰り広げ、外から差し切って1着ゴールインすることが出来ました。
アタマ差の僅差だったため、もう少し距離が短かったら届かなかったやもしれませんね。それだけの接戦でした!
ボーデンは勢いがついた走りはしていたものの、やや最後追いきることができずに惜しくも3着に。間から伸ばしてきたので悪くない競馬は出来ていたと思いましたし、重賞初参戦でここまで食いついてこれるのですから、今後の素質としても充分ですね!
ランドオブリバティはなかなかうまく末脚を伸ばすことが出来ず。馬場が合っていないことではなさそうだったにしろ、展開が向かなかったのか。残念な結果となりました。
結果は以下の通りでした。
■スプリングステークス2021(GⅡ) 結果・払戻 | netkeiba.com
https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202106020811

こちらも思わぬ伏兵登場で、荒れる!
アサマノイタズラが7番人気でヴィクティファルスとのいい勝負を繰り広げ、固めとはならずの展開に三連単は万馬券。
こちらはこの日調子のよかった血統だとか、騎手だとかそういった流れは関係なく、悪馬場の中で実力が大きく現れたのではないかという結果になりました。
私は阪神大賞典に予想の時間を使いすぎて、こちらはあまり考える時間がなかったので全然予想とは被らない結果でしたw
今回は池添兄弟の想いの力が結果を出した!素晴らしいレースでしたね。

終わりに――

またもや人気馬が来ずの荒れたレースで終わりましたね。
天気が悪いと波乱が起こることは間違いなさそうです!
私は今回の記事のレースはどちらも外してしまいましたが、この土日は松山弘平騎手が先週の結果を生かしてからの勝率が非常に高く、中京競馬場のメインレースで単勝を頂きました!
日曜日だけでも1日6勝を挙げているということで、すっかり調子が戻ってJRAは通算800勝を達成したとのことです。おめでとうございます!
調子のいい騎手には乗っかろう!
ドンディーでした!

