今回は、慣れについてのお話です。
はじめはどんなにビックリするような出来事でも、2回目・3回目となるとだんだん驚きもなくなり、そのうち関心も薄くなりがちなのが人間です。
普通に考えて、こんなこと慣れないだろうと思うことでも慣れてしまったという実体験の呟きが話題です。
太平洋戦争当時の話でちょいちょい「空襲警報に最初はビビってたけど、途中から慣れた」みたいなのがあって「空襲って慣れるもんなのか」と思ってたけど、緊急事態宣言連発を体験した結果「これは慣れるわ」と理解した
※ツイート元より引用
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●空襲警報も鳴ったけど来ないケースが結構あったでしょうからね。他に落ちてても
●3.11の時も何度も大津波警報出て最初の2〜3回はちゃんと避難してたけど、そのうちあまりにも頻繁にサイレン鳴るもんだから逃げなくなっちゃったよね…
●毎晩定期便のように来る震度4強クラスの余震も慣れちゃった10年前でした
●これ,本当に私も感じています
●うちの祖母がやっと寝た下の兄弟らを起こしたく無いから、警報鳴っても家に置いて行った話思い出した。
●空襲警報は出たけど空襲は受けなかったという経験を重ねた所がそうだろうと思う。実際に受けた所は慣れなかったのではないか。
●それでもコロ助は予防策次第でどうにかなるだろうけど、空襲は逃げ遅れれば死に直結するからやはり怖い。
●緊急地震速報は全く慣れないのは頻度が低いからか
●Jアラートも全然ビビらなくなっているしね
非常時という特殊性と正常性バイアスが重なって危機感を感じないどころか、逆に期待や高揚感を覚えることすらある
●地震や津波警報とかも似たようなもんでしょ。毎回必ず遭遇するわけではないし、人間はある意味慣れるし。なので、緊急事態宣言を出すのはいいけど、乱発すりゃ緊張感は薄れるよ。慣れるもん。
●これね、あと「被害を直視出来ていない」のも大きいだろうね。 数値上では大阪ヤバい、東京ヤバい、でも実際の医療現場を解説付きで垂れ流すくらいしないとね、分からんもんは分からんよ
●津波警報もこのパターンよね。
東北の地震の前にやばいと思って啓発やらの法案作ったのに菅直人政権が相手にしなかった、って涙ながらに訴えてた自民党の議員さんの声忘れられんわ。
●増税も慣れますね…まったく望んでいませんが。
●米軍機とコロナが同列でわろた
●米軍機ほどの脅威でもないしなコロコロなんて。
空襲はともかく、緊急事態宣言はもはや驚かない
昨年の最初は緊急事態宣言が発令されたときは日本全国が緊張感で溢れていましたし、まだ今ほど軽い気持ちで外出する人も少なかったように思います。実際に見ていたわけではないですが、感染者数の数字がおおよそそれを表していました。
しかし今となってはどうでしょうか。もはや第何波なのかわからないくらい現在またコロナの猛追が迫ってきて、昨年と変わらない勢いが出てきてしまっているにも関わらず世間の興味は緊急事態宣言にあまりないように思えます。
正直私もGWの緊急事態宣言決定には、最近の流れを見たら当然とは思うものの、もはや驚きも緊張感も昨年ほどはありません。
これに慣れて気が緩んでしまうのはいけませんが、何度もこういった状況が続くと良い意味でも悪い意味でも慣れてしまうのですね。
空襲はリプ欄でも言われていますが、これは実際に自分の住んでいる地域が被害を受けたかどうかで大きく受け方が変わるでしょう。その時代に生まれていたとしても、慣れたくはないものです。コロナ慣れは、冷静に判断できるという前向きな考えで慣れていきたいものですね。