難解の天皇賞!
こんばんは。ドンディーです。
ゴールデンウィークに入り、本日から6週連続の春GⅠ開催となりましたね。
これまでも無敗の若きエースたちが現れて驚かされましたが、本日は格式の高い天皇賞の開催。しかしメンバーは実力に大差があまりないように見える難解なものでした。
若干の天候にも不安定な時間帯がありつつも開催され、3200mという長距離を駆け抜けていく17頭。
そして――
一年半ぶりの重賞制覇である馬、そして天皇賞初制覇の騎手という偉業を達成!

天皇賞・春(GⅠ)― 阪神競馬場

本日のメインとなるレースは、阪神競馬場にて行われたGⅠ・天皇賞(春)です!
例年では京都競馬場で行われる天皇賞・春は、阪神競馬場で行われるのは1994年開催の年以来ぶりのこと。距離は3200mという長距離で行われ、戦前から非常に長い歴史で行われてきた重賞レースです。
しかしこの阪神競馬場での3200mは、初めは外回り。そして2週目は内回りを往くというコース周りも変わり、そしてゴール直前には上り坂が。これを二周も回らなければならないことから、京都競馬場開催よりもハードめの印象。そして何よりこのコース自体に慣れた騎手が圧倒的に少ないという事が、今開催の天皇賞をより難解にしていると言えます。
斤量も58kg(牝馬は56kg)とかなり重ための設定となり、なおかつステイヤーズステークスとダイヤモンドステークスに次ぐ長距離を走行するわけですから、かなりのスタミナと根性の勝負となるでしょう。
長距離こそ買われやすいのが、やはり過去の天皇賞を勝利した経験のあるベテランジョッキーである武豊騎手や横山典弘騎手、C・ルメール騎手といったところに注目が集まりやすくもありますが、それ以外にも実力差がそこまで高くない競走馬たちもあって、より判断が難しいものでした。
より判断材料としては、3月の阪神大賞典(GⅡ)で3000mを駆け抜けた馬に注目が集まりやすくなっておりました。その時の勝ち馬であるディープボンドが実際に一番人気となっていました。
時点では昨年の菊花賞(GⅠ)で3冠馬コントレイルに急接近した実力を大きく印象付けたアリストテレス。距離適性も申し分なく、C・ルメール騎手が鞍上というところも大きなポイントでしょう。
最終オッズ上位人気3頭は以下の馬でした。
※番号は人気順で、馬番・枠番ではありません
1⃣ディープボンド(和田竜二騎手)
前走の阪神大賞典を5馬身差ほど空けて圧勝してしまった実力を見せた、ディープボンドが一番人気に。これまで重賞に多数参戦するも、成績が伸び悩んでいたところにこの好成績。ここでの結果が本格的にこの馬の底力を見ることになると別の意味でも注目されていました。
2⃣アリストテレス(C・ルメール騎手)
2番人気はアリストテレス。参戦のたびに推されている理由で何度も言われているのが、コントレイルとの頂上決戦を果たした菊花賞での走り。この末脚を見て人気にならないわけがありません。最近は調子があまり上がらないことが増えましたが、ここで重賞を勝って巻き返せるか?
3⃣ワールドプレミア(福永祐一騎手)
2年前の菊花賞馬であり、ディープインパクトの血を引くGⅠ馬が天皇賞に初挑戦。武豊騎手から福永祐一騎手への乗り替わりとなる。昨年は重賞を一度も制覇できず、ここで勝てば久々の重賞勝ち星が増え、なおかつジョッキー福永祐一騎手は父福永洋一騎手と合わせて親子2代天皇賞制覇ともなる。
菊花賞以来の快挙!勝ったのはワールドプレミア!
外から一気に足を延ばして人気馬たちを差し切ってしまったのはワールドプレミアでした!例年以上のスタミナ勝負を勝利したのは、実に約一年半ぶりの重賞制覇獲得という快挙でした!
最後の直線で同じく足を延ばして粘ったディープボンドは惜しくも2着。スタートから前めに先行して好位置をキープ、ワールドプレミアに最後の上り坂あたりで差されるも粘って改めてその実力を示しての2着に。
その少し前から直線で先手を切っていたカレンブーケドールが2頭に外からかわされてしまうものの、こちらも粘って3着入りに。外からの伸びがなかったら勝っていたかもしれない、こちらも根性を見せた走りを見せてくれました。
そのカレンブーケドールに追いつくかという末脚で追っていたアリストテレス、ギリギリ届かずに惜しくも4着でした。決して弱くはない末脚が今回も発揮されましたね。
結果は以下の通り。
■天皇賞・春2021(GⅠ) 結果・払戻 | netkeiba.com
https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202109021211&rf=race_submenu

人気頂上決戦でも3連単は万馬券!
アリストテレスは圏外だったものの、結果は3番人気→1番人気→4番人気の上位人気争いとなりました。
やはり過去の3000m以上での記録が嘘をつかないということで、それぞれのステイヤーとしての意地を見せたということで。人気圏内ではありましたが割れていたためそこそこ取れていれば美味しい馬券でした。
私はちょっと今回穴めを狙って、15番オセアグレイト(横山典弘騎手)を軸にワイドから三連単まで複数パターンを購入したものの、まさかの出遅れ…レース中盤から少しずつ追って行っていたものの、前方グループには絡むことすらできず。武豊騎手もかなり今回は後方となってしまい、冒頭で話したベテランが気やすいという話通りにはなりませんでしたね。
でも、ベテランばかり勝っていてはいつまでも世代が変わりませんし、福永祐一騎手も初の天皇賞制覇ということでこれはこれで良かったです!最近コントレイルで勝ちきれなかったりと結果が結ばないことも多かったので、ここで春GⅠ後半も頑張ってほしいです!

終わりに――

今開催は、一度だけ土曜にワイドが来たくらいでどちらかというとマイナス収支ではあったもののそこまでの負けではありませんでした。
しかし今週開催していた大井競馬に滅多打ちにされたので、合わせたら勝ちも何もないのですがorz
結局ソダシで大きく勝てたお金はどこへいったのやら状態ですw
これはオークスで再びソダシに取らせてもらうべきか…?
ドンディーでした!

