どこの学校でも必ずこう言う人はいたでしょう。
「こんな勉強、将来使わないよ!」
と。
確かに自分が一切海外に行く気がなければ英語は使うことがないかもしれませんし、電卓があれば基本的な計算は確実に出来ますからそれ以上の計算式を学ぶ数学も必要がないかもしれません。
しかし、それについて語ったとされる東大名誉教授の言葉がとても話題になっていました。
「○○なんて学ぶ必要ない」という人に贈る、19歳だった僕たちに山本正幸先生(現・東大名誉教授)が授業で語ったこと:
「君たちは、こんなことを覚えても、どうせ忘れるのだから何になるのかと思うでしょう。しかし、一度覚えて忘れたのと、一度も覚えたことがないのは大きく違います。」
※ツイート元より引用
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●こんにちは。50代になるとこの言葉は本当に実感します。大嫌いだった物理とか絶対人生で使わないと思ったら実は生活でかなり使うし。全ての科目が人生で必要でした。50代で楽器を始めたら楽譜が普通に読める。義務教育の音楽ありがとうって感じですよ…40年振りにその領域の知識が日の目を見ました。
●たとえば微積分(数学)とかDNAとRNA(生物)、メジャーな宗教と哲学(倫理、歴史)とかさ…ほとんどの人が大人になってから「作業として扱わない・道具として使わない」ものでも、そういう「モノの考え方、理論」があるっていうことを知っていた方が、世の中のいいことを、たくさん見つけられると思うんだ。
●奥深いお言葉をありがとうございます
孫にまた、いつか話します。
保存いたしました
●昔、日本史を履修し、多くを忘れました。しかし、日本の史実や古典の内容に絡む作品を好きになり、昔覚えたことが思い出され、また新たに覚えるなどをして、勉強して良かったなと感じています。 今はDr.stoneに興味があり、科学を学べば良かったと後悔しています
●還暦過ぎて実感すること「受験勉強で頑張ったことは一生ものの教養の素地になっている」学生時代に言われた「たくさん本を読め、そして忘れてもよい。それでも残っているものが大切」
●職場の先輩と漫画の話から天動説と地動説、ガリレオについて大いに盛り上がったりと『知っている』ことで世界が広がるのを感じます
●受験勉強で一生懸命覚えたことって、案外覚えているもので、社会人になってからも、思いがけないところで役立ちます。教養の下地になるので。
●自分は今学生で、幾度となくそう思ったことはあるのですが、
この言葉を聞いて、単純に「素晴らしい」としか言葉が出ませんでした。
●「…一度覚えて忘れたのと、一度も覚えたことがないのは大きく違います」最近錆びついた頭に潤滑油をと、あることに挑戦。この言葉を実感しました。スタートは苦痛でしたが最終的に楽しく勉強が出来ました(結果は兎も角として☺)さて次は何しようか。
●大学に来て実現したいことのある人には意味がある重い言葉でしょう。それだけに人生は短く早くやりたい事や自分の特性を見極める事、ある意味見切りもつける事も同じ様に大事だと思います。例えば自分が今も数学の謎に取り組んでいたら今の暮らしも海外での仕事経験も無かった。
●同感です。
今は何でも検索出来るから勉強なんて必要ないと言う人がいますが、そもそも触れたこともないものはその人にとって『無いもの』なので検索など出来ません。
今だからこそ、浅くてもいいから広く知っておくことは大切と感じます。
●一度覚えるってそういう思考回路が出来るって事だと思っています。
覚えたそのものは忘れても思考回路は残る。
特に大学(理系)はそういう研究したりする思考回路の訓練の場だと思っています。
●脳って凄く優秀で一度記憶した事って実はずっと忘れないらしいですね。
いわゆる「忘れた」というのは
必要性が低いと判断されてファイルの奥底に保存している様なものなのだと聞いたことがあります。
そう考えると「一度覚えて忘れた」と「覚えたことがない」は
本当に天と地程の差がありますね。
●太宰治も似たようなことを語っていますね
●たしかに。先生に数式教えてもらうの好きだった。積分も、今でも学べるなら学びたい
必要かどうかではなく、視野を広げる意義
実は必要ないと思っていたとしても、何かしらで使うきっかけはどこかにあったりします。もちろん全ての授業が自分の今後の人生に必ず関わるかと言われたらそうではないかもしれませんが。
何事も視野を広げることで、浅くともそれが何かのきっかけになることもあったりするものですね。
授業では歴史が嫌いだったが、趣味で歴史の世界に興味を持ったというリプがありますが、まさにそういうふとしたことがきっかけで自分にとって必要になったりすることもあるのです。
数学も頭にある程度の式などが入っていれば、仕事で数を数えたり入力したりする際に役に立ったりもします。人生で無駄なことなんてないと言われるように、授業にも何かしらで生きてくるというお話でした。