生涯最高のレースで締めくくり!
こんばんは。ドンディーです。
本日は、ジャパンカップが行われました。
日本で行われる国際競争でも規模が大きく、コロナ禍で昨年は数が少なかった海外からの競走馬たちも今年は騎手を含めて数頭・数名の参戦。
そして、先週のグランアレグリアのラストランの興奮が冷めやらぬ中、今度は三冠馬コントレイルのラストランが迫った今回のジャパンカップ。なかなか勝ちきれない結果が続いたものの、ついに最後のレースにて最高の結果を残すことが出来ました。
そんな日本中が感動した、本日のレースを振り返りたいと思います。

ジャパンカップ(GⅠ)― 東京競馬場

GⅠ・ジャパンカップは、東京競馬場で行われる国際競争グランプリのひとつ。
一着賞金3億円という、有馬記念と並んだ国内最高額賞金のレース。東京競馬場の芝2400mコース、海外から今年は3頭のGⅠ馬と2名の騎手が来日。コロナ禍となってから日本で走る機会がなかった、R・ムーア騎手とC・デムーロ騎手です。
海外からは、ブルーム・グランドグローリー・ジャパンといった海外GⅠ勢が。後者2頭も今回の開催にて引退が決まっているほか、ジャパンには武豊騎手が鞍上という名コンビでの騎乗。
また、今回は史上初のダービー馬が4世代も揃うというポイント。
2016年 日本ダービー 優勝 ― マカヒキ
2017年 日本ダービー 優勝 ― ワグネリアン
2020年 日本ダービー 優勝 ― コントレイル
2021年 日本ダービー 優勝 ― シャフリヤール
ダービー馬はジャパンカップの制覇がこれまで勝利の記録がないことから、記録を上塗りされることが大きく期待されていました。特に引退を控えたコントレイルのラストランに加え、先月の天皇賞・秋にてコントレイルを破ったエフフォーリアにダービーの座を譲らなかった新星の3歳馬シャフリヤール。特にこの2頭においての人気と期待値はかなりのもので、実際に上位人気を占めていました。
そんな数々の要素が入り混じった2021年のジャパンカップ、やはり一番注目されていたのは4歳にして引退が決まっているコントレイルのラストランでしょう。勝ちきれなかったこの2021年、苦しい結果が続いていたところでの最後の挑戦、ジャパンカップ。決して甘くない相手たちに、最後に決めることができるのか、そして無事に走り切ることが出来るのか。日本中が注目した瞬間でした。
最終オッズ上位人気3頭は以下の馬でした。
※番号は人気順で、馬番・枠番ではありません
1⃣コントレイル[牡4](福永祐一騎手)
父:ディープインパクト 母:ロードクロサイト
最終単勝オッズ 1.6倍
今回がラストランとなる、ディープインパクトに最も近い子供と言われた2020年無敗の三冠馬。三冠取得後は馬券内には絡むものの、勝利を手にすることがなかなか出来ずにいたが今回有終の美を飾ることが出来るか。引退後は、父のように種牡馬となってその血を繋いでいく。
2⃣シャフリヤール[牡3](川田将雅騎手)
父:ディープインパクト 母:ドバイマジェスティ
最終単勝オッズ 3.7倍
今年の日本ダービーを、僅差で勝ちきったシャフリヤールが二番人気に。前走神戸新聞杯では馬場の悪さが相まってしまったのか着外となってしまったが、良馬場におけるこの馬の脚はまさに父譲りのもの。実際のダービーでのタイムはコントレイルを上回るタイムを残しての勝ち。簡単に有終の美を飾らせないと言える。
3⃣オーソリティ[牡4](C・ルメール騎手)
父:オルフェーブル 母:ロザリンド
最終単勝オッズ 7.1倍
重賞を勝ちきれず苦しい結果が続いていたが、ルメール騎手の鞍上で一変。2年連続でアルゼンチン共和国杯を制覇しており、東京競馬場においての連帯率もかなり高い。注目の二頭を相手に穴を空けるのは、ジャパンカップの連帯率も高いルメール騎手鞍上でのこの馬だ!
コントレイル史上最高の出来!最高の走り!
やはり最後に勝利を手にしたのは、コントレイルだった!
中段で様子をみつつ、前が入れ替わる中冷静に、そして最後の直線で伸び脚を見せてくれた!
実況で「これが本来の姿だ!」とあったように、まさに全盛期、無敗で三冠を取ったときのような、そして父を彷彿させるようなこの脚を見事最後に披露してくれたのでした!
思わず想いの詰まった福永祐一騎手は男泣き!日本中がコントレイルの有終の美に感動せざるを得ませんでした。
2着は前を追走し、コントレイルと途中まで並走していたシャフリヤールの猛追を振り切ってみせたオーソリティ!先行し続け、前が崩れる瞬間に脚を伸ばすように捌いたルメール騎手!
そしてコントレイルと並ぶように直線で差のない走りを見せたシャフリヤール、しかし外から更なる伸び脚で前へ前へと突き抜けたコントレイルを追うも、位置取りが悪くそれ以上の脚が伸びず。すぐ前方にオーソリティが不在であれば、かなりの末脚勝負になっていたやもしれません。
キセキがまさかの前目競馬をせずに後ろへ、アリストテレスが前を走るという形になったかと思いきや・・・強引に一番後ろから一番前に突っ切ってしまうまさかの動き。当然そこでスタミナを大きく使ってしまったところで、直線で耐えることは難しく下がってしまった。インパクトはかなりあった走りでしたw
海外勢はブルームが出遅れ、それ以外は目立つようなポジションで走ることが出来ず。慣れない環境でよく頑張ったと思います。
結果は以下の通り。
■ジャパンカップ2021(GⅠ) 結果・払戻 | netkeiba.com
https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202105050812&rf=special_pickup

カッチカチ!でもレース内容は特大万馬券級!
人気の上位3頭による決着で馬券的には全く面白味はありませんでした。しかし、このレースは馬券ではありません。配当以上に感動を与えてくれたコントレイルの走りに大きな価値のあるレースでした。
メンバーが高レベルだった中、こうして一頭抜けて勝つというのは本当に強いの一言。父と同じく無敗の三冠を制し、紆余曲折を経て最後に勝ちきる。こんなにカッコいい競走馬生はそうそう出来るものじゃありませんね。
現在私がこれを書いている時間、引退式が行われています。コロナ禍での中、世の中が暗い話題で溢れていたときに差した一筋の光と例えられたコントレイル。今後、コントレイル産駒の馬たちが活躍していくのがとても楽しみですね!
惜しくも負けてしまったものの、同じディープインパクトの血を引く三歳世代のシャフリヤールや、ルメール騎手とのコンビで可能性を示したオーソリティ。また、天皇賞・秋と同じく4着と人気薄ながらに奮闘したサンレイポケットも凄いと思いました。父は3歳でジャパンカップを制したジャングルポケットですから!
私個人は、コントレイルとシャフリヤールを軸に三連単と三連複を広く流したのですが、オーソリティが2着だったので三連単は当たらずw
三連複は当たりましたが、広く買ったために完全にトリガミでしたw
コントレイルの活躍が見れたのですから贅沢は言いませんけどね!本当によかったコントレイル!!


終わりに――

これまでも感動させてくれたレースというのは数多くありますが、やっぱり名馬のレースというのはいいものですね。トリガミだったとかそんなものがどうでもよくなりましたw
私も競馬人生まだまだ浅いのですが、この馬をデビューから引退まで追えたことが嬉しいです。ジャパンカップに現地で本当は見たかったですが、せめて天皇賞・秋で生で見れたのは良かったです。写真は私の宝物のひとつですね。
次回はソダシ初のダート重賞挑戦に注目!
ドンディーでした!
