アンパンマンは昔から子供たちを中心に愛され続けてきたヒーローアニメですね。私が小さいときからずっと放送され続け、知らない子はいないんじゃないかと言うくらいです。
基本的にはバイキンマンがやってくる度に悪さを働くも、ちゃんと懲らしめて困った人たちを助けるというお話がほとんどですね。どんなにピンチになっても最後は正義が勝つ!といった構図です。
そんなアンパンマンについて熱く語っていた大学生の二人組とスターバックスで遭遇したというツイート主さん。非常に熱論が続いていたようなのですが、その内容がとても大切なことだったんだそうです。
スタバにて。隣で男子大学生2人がアンパンマンについて熱論。内容としては「アンパンマンは奥深い。バイキンマンが悪いことしても、その行動を悪いと言うのであって。決してバイキンマンそのものが悪いとは言っていない」とのこと。行動を叱っても人格を否定しない。え…めちゃ大事やん。
※ツイート元より引用
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●一昨日、似たような授業を道徳でやりました。子供たちからも「悪者にも辛い過去や事情があるのかもしれない。人を憎んじゃいけない。」みたいな意見が出て面白かったです。
●罪を憎んで人を憎まずですね😊
そしてアンパンマンはバイキンマンを憎んでいないので、楽しいときに何のためらいもなくバイキンマンを誘えるようです✨
●ばいきんまん(菌)を駆逐してしまうと、パンの酵母も巻き添え食らうから、緩やかに共存してるんですよね。
発酵と腐敗は紙一重。ばいきんまんも、条件が違えば良性なわけで、人格(菌)は否定しない…。
色々と奥深いですね。
●あとバイキンマンが悪さをしてない時は、遭遇してもアンパンマンは特に何もしないんですよね。 ナガネギマンとどびんむし姫の回とか、なんなら最後はバイキンマン含めた皆で土瓶蒸し食べるとかいうかなり平和的な話でしたし。 必ずしも「バイキンマン=悪」という図式が成り立つ訳ではないのが面白い。
●結局、アーンパーンチしちゃうけど、皆んなで集まって何かしてる時には、ちゃんとバイキンマンも誘いますよね。
●私はいつもアンパンマンで誰が一番凄いかって話をした時にバイキンマンと言います。
アンパンマンを倒すという、ただ一つの目標のために何度倒されても立ち上がり、一人で立ち向かう。それに比べアンパンマンはジャムおじさんや仲間がいないと何もできない。 本当に強いのはバイキンマンなのだ!
●知人からアンパンマンは実はやなせ先生の戦争体験や実弟さんが特攻隊で出撃された体験から戦争反対の思いが込められた作品と聞き、こみ上げてしまいました😢
●バナナ島とかでもバイキンマンが見せてたしクレしんでも言ってたけど「【正義】の反対」はまた「別の正義」っていう言葉を思い出した
●やなせたかしの行き着いた正義は
「空腹の人に食べ物を分け与えること」
悪を倒すことではないのです。
●日本的ヒーローの創造者 川内康範さんの言葉 「正義の味方を信じるなら、“憎いから”“倒したいから”“許せないから”といった気持ちで動いてはならず、常に“自分の正義が本当に正しいのか?”と自問自答しなければならない 」
●教育論になってる方々がいますが、人間の子供にしろ、動物の子供にしろ、
【やり過ぎたらしっぺ返しを喰らう】という事をじゃれあいで学びます。
相手が痛がる事をしたら、こちらも痛い目に遭う。
そこから許して仲直りが大事。
…大人でも忘れている人は多いですよね?
●食事を全くしなかったり座る事さえしなかったり、どことなく神様っぽい存在でもあるんですよねアンパンマン
●天国があるなら 作者のやなせさんは 喜んでるでしょうね
●バイ菌は免疫を強くしてくれます。
●暴れ荒ぶってしたくなることあるけれども、それは悪いこと。
だからしない。大事ですねとても。
本当の正義とは、悪者を倒すことではなかった
言われてみれば確かに!小さい頃はバイキンマンが悪いことばかりしているから単に懲らしめているんだって認識しかありませんでしたが、悪さをしていない時に出会ったら何もしてませんでした。
悪いことをしていることを叱るのであって、悪いことをしてしまった人そのものは否定しない。シンプルなんですけどなかなか全員が出来るほど単純なことでもないんですよね。アンパンマンはそれを私が小さいころからずっと画面の中で我々に見せてくれていたんだなって。確かに深いです。
作者であるやなせたかしさん自身のご経験から、素晴らしい正義の心がアンパンマンのキャラクターや世界観に詰まっていたんです。大人になった今だからこそ気づけるアンパンマンの行動には、見習うべき点が沢山ありそうですね!
©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV