小説とは活字だけで想像力を掻き立てられ、様々な作家たちの世界観を楽しむことのできる娯楽のひとつですね。
そんな小説を読むことに対して夫から否定されたという女性が言われたのは、成功者の習慣などを促す本を読めと言われたとの事。生産性の低い小説を読むより、そう言った本を読んだ方がよい、と言うのが夫の言い分。
さて、これに対して女性はある大物作家さんにこのことについてどう思うかを質問されたそうな。その方は小説を普段あまり読まない私でも名前くらいは知っているくらいの有名な方だったのでした。そしてその回答が非常に的を得ていたことで話題です。
「小説なんて生産性が低い。”成功者の習慣”みたいな成長を促す本を読め」と夫に言われたという女性が村上春樹氏に「どう思うか」と質問してて、対する村上氏は「生産性の高いものばかり追い求めていると人間がだんだん薄くなる、確実に薄くなる」と書いてて、これは怖いくらい当たってると思う。
※ツイート元より引用
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●これは全く、全く同感です。偏りほど怖いものはないと、感性を磨かないと理性は発揮できないと私は思っています。
●さらに前提としても多大な誤認があり
「”成功者の習慣”」みたいな自己啓発本は、小説はおろか全出版物の中で最も生産性のないものとして広く知られておりましてですね…
●人生の幸せを『資本主義のお金儲け=成功』という画一的な価値観ではなく、『その人自身にとっていかに豊かであるか』と定義したときに、その夫さんの言葉はあまりに貧しく“薄っぺらく”、そしてあまりに勿体ないと思います。
●こんにちは。小説もそうですが、音楽や絵、演技などの舞台など芸術になぜ人の心が惹かれるのか。無くならないのか。というところにも通じる気がしますね。芸術や自然に触れるのは直接の生産性に結びつかなくても心が豊かになるし、そこから得られるものがたくさんあると感じてます☺️
●どっちもいっぱい読んだ自分からすると実は小説の方が生産性を高めてくれると考えてます 小説はアナロジーによって生まれるので実はなによりもインスピレーションという形で創造性に刺激が与えられるんですよね 遠回りなだけで
●小説を楽しむ余裕も(ある程度の)生産性の上に成り立っているとも思うので、何事もバランスかなぁ。その折り合いの中で表現されるからこそ小説の濃さがあると思う。基本作り話が好きな自分も、ビジネス書みたいなんも読むと視点とか視野が増えて、それもまた糧になってます。
●生産性が高まる本は琴線に触れる時間を与えてくれないですし。無駄や一見意味のないことに価値があると信じたいです。人生の余白を提案する人間としてはw
●成功者って資本主義ならお金儲け、など何かしらの基準に従って生きているから自分が薄まりますよね。
●濃い人は色んな本を読むことで様々な経験を得てるんですよね。同じ系統の本読んだって1ミリもとは言わないけど成長しないと思う。というかどんな小説もある程度作者の成功談とかその他諸々を踏まえて書かれているので生産性は十分あるわバーーーーカ!!
●小説は最高です
特に近代文学におけるものは芸術であると思います
文学として完成されてしまっているとすら思う美しさは悲しさと共に惚れ惚れしてしまう
●「非生産」は実は「生産」にとって、産みの親なのかな、などと思ったり…
考えさせられる投稿でした。
●すごく共感します!
小手先のスキルだけ本で学んでも、その人に魅力がないと周りはついてきませんよね💦
小説も楽しめるくらい余裕がある方が魅力的に感じます☺
●こんにちは。人間が薄くなる。ドキッとする表現ですね。何のための生産性なのか?と自分に問いかけるきっかけになりました☺️
●本当にそうですね。最近色々とあったんですが、人間が薄くなってることが原因だったのだと少し納得しました。
●人生を味わい尽くしたい僕としては生産性なんてクソ喰らえと思っています😊
生産性だけが人生じゃない
私も昔そういった自己啓発本を読んだことはあるのですが・・・実際成功してませんw
もちろん本に書いてあることを毎日100%実践していたかと言われたらしてなかったとは思うのですが。
オチとしては読んでいる人が実際に成功しているのかってところなんですよね。私には生産性が無いとまでは言い切れませんけども、小説だって素晴らしい作品が多いのにそれを否定している時点でつまらない人間だと思われても仕方ないかもしれません。
生産性や人生に効率ばかり求めているのはなんだか違う気がします。人間なんて完璧なわけないのですから、失敗や成功を繰り返してこそじゃないでしょうか。成功者の真似をしたって、その成功者とは全く違う人生、違う人間なわけですから同じようになれるのは限りなく低いですよね。
そういう本を読むなとは言いませんが、なんでも否定する人間にだけはならないように気をつけたいものですね。