競馬

【第82回 桜花賞(GⅠ)】スターズオンアース&川田将雅騎手おめでとう!

遅咲きの桜が華やかに咲いた!

こんばんは。ドンディーです。

本日は、桜花賞が行われました。
三歳牝馬たちの頂点、新たな桜の女王が誕生するクラシック競走のひとつですね。

昨年は白毛馬ソダシが期待を背負ってのレコード勝ちという驚異の結果を見せ、白い花を咲かせたことで話題になりました。今でも阪神芝1600mの記録は破られておりません。

しかし、今年は非常に難解となった2022年桜花賞。勝ったのは遅咲きの桜、スターズオンアースだった!重賞をなかなか勝ちきれずにいた中、川田将雅騎手とやっと掴んだ重賞初制覇だったのです!

それでは本日のレースを振り返りたいと思います。

桜花賞(GⅠ)― 阪神競馬場


春の牝馬クラシック戦線GⅠ桜花賞
今年も18頭の若き女たちが桜舞う阪神競馬場で華麗に走る!

桜の咲くこの春の阪神競馬場芝1600mで行われる桜花賞では、クラシック三冠を目指す3歳の牝馬が挑む最初の門。ここを通過し、オークス・秋華賞を制覇した者だけが三冠馬の称号を与えられるのです。
近年では2020年に無敗で三冠を獲得したデアリングタクトが記憶に新しいことでしょう。

そして桜花賞における阪神競馬場は、外枠が不利と言われています。2月上旬から使われていた阪神競馬場の芝コースも、内馬場はだいぶ荒れ模様。そして今年は本命馬が大外に集中するという形となり、荒れる予感がひしひしと伝わってきました。

ここ最近の春GⅠはどのレースも本命が敗北するという嵐のような展開が続いたため、今年の桜花賞も大荒れするのではないか…ますますそんな気がしていました。

最終オッズ上位人気3頭は以下の馬でした。

※番号は人気順で、馬番・枠番ではありません

1⃣ナミュール[牝3](横山武史騎手)

 父:ハービンジャー 母:サンブルエミューズ
 最終単勝オッズ 3.4倍

阪神JFで今回2番人気のサークルオブライフに敗北したものの、前走チューリップ賞ではリベンジに成功し勝利。出遅れ癖と大外枠に若干の不安を抱えつつも、抜群の末脚を評価され1番人気に支持される。鞍上の横山武史騎手も、3度目の正直となるのか。

2⃣サークルオブライフ[牝3](M・デムーロ騎手)

 父:エピファネイア 母:シーブリーズライフ
 最終単勝オッズ 5.8倍

阪神JFで5番人気の支持ながらも見事人気馬を差し切って勝利した、最初の2歳女王。その後チューリップ賞ではナミュールにリベンジされてしまったが、その実力は健在。大外枠と言う若干の枠引きに不安はあるが、昨年のような末脚を発揮すればチャンスあり。

3⃣ウォーターナビレラ[牝3](武豊騎手)

 父:シルバーステート 母:シャイニングサヤカ
 最終単勝オッズ 6.8倍

武豊騎手と武幸四郎調教師による、兄弟の夢が詰まった牝馬。デビューから三戦連続で勝利したが、クラスの高い相手を前にやや壁にぶつかる。人気2頭とは違い内枠を引くことが出来た今回、桜の女王として返り咲くチャンスが回ってきたと言える!

ハナ差で手にした女王の座!

逃げていたカフジテドラゴンをマークして好感触だったウォーターナビレラ。本命馬たちが外から伸び悩む流れでこれはついに女王の座を手にしたか、そう思った最後の数秒。内から隙を狙っていたスターズオンアースが一気に最後詰めよってウォーターナビレラを差し切ってのゴールイン!

完全に流れがウォーターナビレラに向いていたかのように思えたその瞬間にやってきた、抜群の伸び脚には驚かされました!本当に一瞬の隙で開いた前方、先日の怪我を物ともしない川田将雅騎手の攻めの一手!手にした勝利!

差されてしまったものの、常に前をマークして好位置をキープしての2着となったウォーターナビレラ。こちらも非常に強い競馬でした。これ以上の距離はどうなのかと思いつつも、やはりマイルでは本領を最大限に発揮できそうな強さ。

そして3着には更に内から懸命に足を伸ばしていったナムラクレア!一瞬ウォーターナビレラを差してしまうのではないかというほどの爆発力を見せてくれました。逃げ馬が後退していったタイミングで、ウォーターナビレラを差す勢いで内伸びしていったその脚は、次回の距離が延びるオークスではますます楽しみな逸材。

サークルオブライフは外から急接近しての4着。マイルでは少々距離が足りなかったのか?こちらも上がりの末脚がかなり良かったので、オークスでは本命に選ばれる可能性が高そうです。

そしてナミュールは更に後方での10着。後ろからやってきたサークルオブライフらに差されてしまい、こちらはまたもやリベンジしてからのリベンジをされてしまいました。一体何がいけなかったのか…

結果は以下の通り。

桜花賞2022(GⅠ) 結果・払戻 | netkeiba.com
https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202209020611&rf=special_pickup

※netkeiba.comより引用

桜が咲いたというよりも、桜吹雪

またもや本命馬たちが総崩れしてしまうという結果に。ここ最近の流れと、上位人気2頭が大外枠での不利を考えたらこうなりそうな予感はしたものの、まさか今回も着外となってしまうとは驚きです。かろうじてウォーターナビレラが良い競馬をしたので、2着入り。

スターズオンアースについては6番人気での支持、それも伸び悩む成績を持つわけですから前哨戦の勝ち馬たちや重賞制覇馬の前には評価も霞んでしまっていたことでしょう。しかし、それに打ち勝ったこの馬と川田将雅騎手の手綱捌きには驚かされました!

高松宮記念・大阪杯は8番人気の馬がきたので、今回も8番人気なのではないか。そんな話も話題でしたが、今回は8番の馬でしたね!

私もスターズオンアース、ナムラクレアには注目はしていたのですが…サークルオブライフの末脚に大きな期待を抱いて軸にしてしまったので、勝ち取ることが出来ず。決して悪い走りはしていなかっただけに、惜しかったですね~!

終わりに――

春の嵐はいつまで続くのか?
そして来週の皐月賞も同じようになるか、それ以上荒れてしまう気がしてなりません!

荒れるとレースとしては面白いのですが、勝ちにくくなってしまいますねw
なかなか不人気馬を軸に買う勇気も出ませんしw

次回、皐月賞でまたお会いしましょう!
ドンディーでした!

COMMENT