名前通りの強さを証明!
こんばんは。ドンディーです。
本日は、阪神競馬場にて宝塚記念が行われました。
この最後の春GⅠを区切りに、夏競馬へと繋がっていくわけですね。
この競走で勝利したのは、タイトルホルダー!菊花賞を勝利し、天皇賞春も勝ち抜いたこの馬が人気投票を堂々一位に輝きました。そして見事にファンの期待に応えてみせたのです!
国内を事実上最強の証明として勝ちきったタイトルホルダーは、いざ海外。凱旋門賞への大舞台へと繋げることが出来たのです。長い距離を勝ち抜くだけでなく、数々の名を馳せた馬たちを相手に前を譲ることなく勝利を手にしたのですから、これは文句なしに今年はタイトルホルダーを超える馬はいないと思ってよいでしょう!
それでは本日のレースを振り返りたいと思います。

宝塚記念(GⅠ)― 阪神競馬場

宝塚記念は、最後の春GⅠ競走にして一年を通しての前半戦の大詰め。
後半戦の大詰めがあの有馬記念ですね。
ともに共通しているのは、それまでの馬の成績とは別にファン投票による出馬が認められています。過去にはクロノジェネシスが昨年ファン投票一位を獲得し、そして見事ファンの期待に応えて勝利しました。その前の年ではアーモンドアイがファン投票一位ではあったものの、クロノジェネシスが勝っています。近走では牝馬が期待に応える形で決まっています。
出走には他にも豪華なメンバーが。大阪杯は9着という悔しい結果となってしまったものの、ファン投票は2位を獲得したエフフォーリア。その大阪杯を8番人気で勝利し大穴をぶちあけたファン投票4位のポタジェ、復活の無敗の三冠牝馬デアリングタクト、海外経験を経て大きくなって帰ってきたディープボンド、その体格の小ささが話題のアイドル馬でありタイトルホルダーの姉でもあるメロディーレーンなどなど。
またサウジアラビアやドバイで活躍したオーソリティも出走予定でしたが、残念ながらレース直前に故障が発覚してしまい競走除外に。C・ルメール騎手はこのあとフライス・イギリスを渡航することになっているのでその前の最後の大舞台でこの結果は不完全燃焼ですね…
人気もかなりの割れ加減でした。エフフォーリアは一番人気でありながら前走の大敗が響いており、ブリンカーを初装着するといった対策で追切りでは騎手ともに好感触とのコメントを残すも、数字が示す通りそこまで大きな人気とはならず。予想も大変難しい春の締めとなったのでした。
最終オッズ上位人気3頭は以下の馬でした。
☆1番人気
④エフフォーリア[牡4](横山武史騎手)
父:エピファネイア 母:ケイティーズハート
最終単勝オッズ 3.3倍
2021年年度代表馬として表彰され、昨年では3歳でありながら数々の古馬を相手に勝ち星を上げてきたエフフォーリアが一番人気に。ファン人気投票では2位を獲得しつつも、やはりそこには大阪杯を惨敗してしまったという結果が響いているか。追い切りでは以前のような状態が見られないとブリンカーを装着し対策するも、レース直前では発汗も目立つと不安要素がちらほら。前回の屈辱を拭えるか。
☆2番人気
⑥タイトルホルダー[牡4](横山和生騎手)
父:ドゥラメンテ 母:メーヴェ
最終単勝オッズ 4.2倍
昨年の菊花賞馬であり、今年は日経賞・天皇賞春を古馬相手に勝ちきって長距離を難なく逃げ切るという強さを見せ示した。ファン投票は堂々の1位に輝き、最もファンの指示を得た馬となった。横山和生騎手とは有馬記念からのコンビとなるが、エフフォーリアの横山武史騎手とは横山典弘騎手の息子同士での人気対決に。兄として、そしてこの馬の名前通りビッグタイトルを獲得できるか。
☆3番人気
⑮ディープボンド[牡5](和田竜二騎手)
父:キズナ 母:ゼフィランサス
最終単勝オッズ 5.6倍
3歳の年ではクラシック競走でもう一押しという着順が続き、あまり大きな評価がされなかった。しかし翌年の阪神大賞典からその評価は大きく一転することになり、昨年は凱旋門賞へ出走するほどに大きな成長を遂げた馬。人気投票は8位を獲得、海外という大きな経験をしたものの実はGⅠ競走は一度も勝利していない。何度も悔しい想いをした和田竜二騎手と共に、グランプリ制覇を目指す。
レコードを叩き出す現役最強を証明!
勝ったのは逃げていたパンサラッサを躱して最後まで伸び切ったタイトルホルダー!今回は前をパンサラッサに譲るも、そのペースの速さに無理に付いていくことなく自分のペースを保ち、最終コーナーを過ぎたあたりで仕掛けて誰にも譲らない走りを見せてくれました!
これでタイトルホルダーは国内において敵なしが証明され、秋の大舞台・日本人の夢でもある凱旋門賞への道が開けたのでした。これまでにないタイプの馬とも各著名人が呟くこの馬が、名前にも負けない実力を秘めたこのタイトルホルダーが日本人の夢を抱えて、そしてファン投票の期待にも応えてみせたのでした。
二着には直線で間からぬっと出てきて一気に脚を伸ばしたヒシイグアス。中段あたりで控えて前の馬郡の様子を見ながら、前が開いたその瞬間を見事に突いての着順!二年ぶりのD・レーン騎手との騎乗でここ最近はあまり見せられなかった4連勝時の実力・意地がこの舞台で発揮されました。
そして三着には復活のデアリングタクト!ディープボンドとの接戦を外で繰り広げていましたが、ゴール直前でハナ差で差し切ってみせました。前走のヴィクトリアマイルから更に無敗三冠のときの状態が戻ってきたとコメントもあり、まさにそれが証明された瞬間でもありました!
一番人気のエフフォーリアは中段に構えて競馬をしたものの、大阪杯の悪夢再び。直線においてもブリンカー効果が見られず、騎手の鞭にも反応があまりないように見える。一体どうしてしまったのか、今後のこの馬の大きな課題が課せられる。
ディープボンドは非常に惜しい結果となってしまう。デアリングタクトとのタッチの差だっただけにこの結果はまたもや悔やまれる想いとなってしまったことでしょう。
結果は以下の通り。
■宝塚記念2022(GⅠ) 結果・払戻 | netkeiba.com
https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202209030411&rf=special_pickup

2→5→4番人気のやや高配当に
タイトルホルダーが見事制し、続いたのは5番人気のヒシイグアスと4番人気のデアリングタクトでした。人気の二頭は沈んでしまったため、三連単は2万円台へ。
やはりオッズが割れていただけに人気決着とはならず、そして今年の春GⅠは最後まで一番人気が勝つことなく終わるという波乱の年となりました。
何気にD・レーン騎手は勝ちこそしなかったものの、この春GⅠにおいては穴馬を3着以内にもってくることが多かったという印象でした。ヒシイグアスも最近の着順が目立たなかっただけで力はありましたから、それをここで引き出したレーン騎手の力を感じましたね。
ちなみに馬券なのですが、私は最後の最後まで迷いすぎて三連単一点買いしかせず。おまけに頭をポタジェで買っていたのですが、なかなか大阪杯のように飛んでくる展開とはならないんですね!ヒシイグアスは何か期待をもてそうだったので相手関係には入れていましたが、当たっていたのはそこだけでしたねw
最初はエフフォーリアの復活に期待を込めようとしたのですが、発走直前になって発汗が目立つように…猛暑ですから暑いんですが、極端に汗をかいている馬は私も経験上勝てる印象がありませんでしたので急遽やめたんです。でもそれでそれまで考えていた予想が一気に狂ってしまったんですよねw
負けは負けでも最小限には抑えられたのでよかったですw
終わりに――

ということで、最後の最後まで春GⅠを勝つことが出来ませんでした!
荒れすぎているってのもありましたが、結構惜しかったのもあったんですよね。当たらなければどうということもないんですが…まぁでも面白いレースは多かったです。暫くは夏競馬が続きますが、またこれが大荒れするんでしょうなぁw
それでは秋のGⅠシーズンまで競馬記事は暫くお休みします。
また春に輝いた馬たちが大舞台に戻ってくるまで…
ドンディーでした!