競馬

【第83回 菊花賞(GⅠ)】アスクビクターモア&田辺裕信騎手おめでとう!

やっと獲得した最後の冠!

こんばんは。ドンディーです。

本日は、阪神競馬場にて菊花賞が行われました。
先週の秋華賞に続き、3歳牡馬たちによる秋の最後の冠であるクラシック競走です。

皐月賞が一番早い馬、ダービーが一番運の良い馬、そして菊花賞は一番強い馬が勝つと称され、2000m→2400m→と続いて今回は3000mもの長距離を走らなければならない持久力が試される舞台。まさに馬と騎手の芯の強さが試される長丁場ですね。

この競走に見事勝利したのは、皐月賞は5着、ダービーは3着とクラシック競走に挑戦するも非常に惜しい展開が続いた🏇アスクビクターモア&田辺裕信騎手!この馬が最後の冠を見事に手にすることが出来ました。

クラシックに挑戦し続け、やっとの想いで手にいれた冠は実に感慨無量でしょう。

それでは本日のレースを振り返りたいと思います。

菊花賞(GⅠ)― 阪神競馬場


菊花賞は、毎年主に京都競馬場で開催される3歳牡馬たちのみによるステイヤー競走で、クラシック最後の関門となります。

今年は牝馬のように2冠達成した馬はおらず、また皐月賞・ダービーのワンツーである🏇ジオグリフ・🏇イクイノックス・🏇ドウデュースが不在となった今年の菊花賞。このような状況は実に65年ぶりとのこと。

それぞれがクラシックに挑戦しながらも、新たな舞台を目指してこの路線から外れてしまった中での菊花賞。上がり馬も多く、またクラシックに挑戦しつつも先述した馬たちには及ばなかったが最後の冠を狙うメンバーが勢ぞろいした。

候補としてはクラシック競走の3着以下だった馬たち以外には、神戸新聞杯やセントライト記念などの前哨戦で好成績を残したメンバー、デビューからクラシックを避けて夏競馬で力をつけてきたメンバーらが集まってきた。だからこそ、重賞初挑戦のような馬が多い中で底知れぬ力を秘めた馬がちらほらと。

オッズが示すように難解な数値を叩き出しており、一番人気はGⅠを走っていない🏇ガイアフォースに指示された。次点ではクラシック2競走掲示板内である🏇アスクビクターモア。3番人気には昨年の勝ち馬タイトルホルダーと同じドゥラメンテ産駒として期待される上がり馬、🏇ドゥラドーレスに人気が集中する。

最終オッズ上位人気3頭は以下の馬でした。

🏇★★★1番人気★★★🏇

🏇①ガイアフォース[牡3](松山弘平騎手)

🏇父:キタサンブラック 🏇母:ナターレ
 最終単勝オッズ 3.5倍

遅れてきた葦毛の怪物との異名と呼ばれて話題の🏇ガイアフォース。デビューは昨年からだが、クラシック路線には参戦せず着実に成績を上げてのこの舞台へ。前走のセントライト記念では🏇アスクビクターモアを差し切って勝つという強さを見せ、また父のようにセントライト記念を勝っての菊花賞へと向かうという状況。最後の冠は、父のように奪取する!

🏇★★2番人気★★🏇

🏇⑭アスクビクターモア[牡3](田辺裕信騎手)

🏇父:ディープインパクト 🏇母:カルティカ
 最終単勝オッズ 4.1倍

弥生賞ディープインパクト記念では父の名に恥じぬ走りで勝利し衝撃を与えたものの、クラシック競走では皐月賞5着、ダービー3着と掲示板は外さないものの🏇ジオグリフ・🏇ドウデュースらに敗れてしまう。そのリベンジすべき相手が不在の今だからこそ、最後の冠を獲得するには大きなチャンスとなった。陣営もステイヤーとしての素質を感じ、ここに向けてきた。

🏇★3番人気★🏇

🏇⑪ドゥラドーレス[牡3](横山武史騎手)

🏇父:ドゥラメンテ 🏇母:ロカ
 最終単勝オッズ 7.0倍

父の産駒である🏇タイトルホルダーが昨年勝利し、凱旋門賞へ。また今年の牝馬も2冠を獲った🏇スターズオンアースを輩出してきた期待の産駒🏇ドゥラメンテの子。重賞は初挑戦となるが、複勝圏内を一度も外さない成績と昨年🏇タイトルホルダーで菊花賞を制した横山武史騎手とのコンビで期待値は高い。

好位置をキープして力を示した!

🏇アスクビクターモアが逃げた🏇セイウンハーデスのすぐ後ろをキープ、ずっと前に出るチャンスを伺っていました。かなり早いペースで流れた前半、逃げ馬との差が縮まってきたところで向こう正面3コーナーあたりから仕掛ける!これが決め手となり、大外からの2頭の猛追もギリギリ躱すことが出来ました!

やっと掴んだ最後の冠、いくらライバルたちが不在だったとは言え今回のこの菊の舞台では間違いなくナンバーワンの実力を持っていることを証明したのです!鞍上の田辺裕信騎手はなんと6年ぶりに獲得したGⅠタイトル。

二着にはほぼ🏇アスクビクターモアとの差が無く、一瞬差し切ったのではないかと思わせるほどの地力を見せたのが🏇ボルドグフーシュ。直線での伸び脚は間違いなく🏇アスクビクターモア以上のものを見せ、実にゴール前では差し切ったのではないかと思わされるほどの写真判定。結果クビの上げ下げによって僅差の2着。初GⅠとしては非常に大きな活躍が今後も期待できる一頭でしょう。

そして三着はその🏇ボルドグフーシュを追うように末脚を発揮した🏇ジャスティンパレス。こちらも🏇ディープインパクト産駒の父譲りの脚を見せ、食い込むことが出来た。鮫島騎手は同期が今年はどんどんGⅠジョッキーとなったことで後を追うことが出来そうではありましたが、ここは勝ちきることができず悔しい想いをしました。是非とも古馬戦線でまた活躍してほしい一頭&騎手です。

🏇ガイアフォースは前半やや掛かっていたかと思われるような首の動きを見せてはいたものの、なんとか中段位置で競馬をするものの最後の直線では伸びに欠けての8着。父のような競馬をすることが出来ずにはいたものの、舞台を替えてまたあの時の強さを見せてほしいものです。

🏇ドゥラドーレスは4着となってしまったものの、初の重賞としてはかなり良い結果となったのではないでしょうか。やはり素質と騎手の力は本物で、この相手関係でも決して弱くはなかった。悲観することなく次の大きな舞台で経験を重ねて欲しいですね。

結果は以下の通り。

菊花賞2022(GⅠ) 結果・払戻 | netkeiba.com
https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202209040711&rf=special_pickup

※netkeiba.comより引用

人気控えめの着順にてやや荒れ

2番人気🏇アスクビクターモアに続いたのが、🏇ボルドグフーシュと🏇ジャスティンパレスが控えめの人気だったため、三連単は3万円台とやや膨れ上がった結果に。

🏇ボルドグフーシュについては🏇スクリーンヒーロー産駒であること、そして調教時の出来が非常に高評価だったことを聞いていたので賭けていました。また、🏇ジャスティンパレスは鮫島騎手が同期の活躍に感化されて勝つかもとこちらも馬券を購入してはいたのですが…肝心の軸に🏇アスクビクターモアを入れていませんでした…

🏇ガイアフォースのGⅠ制覇に賭けていたのですが…この相手ではそこまで簡単ではなかったか。軸だけ違っていれば当然当たることはないわけですw

最近何でか分からないのですが、穴目の馬は予想した子が来てくれるのに肝心の軸が外れてばかりなんですw
目利きはよくなってきたのかもしれませんが、軸だけ違うとなるとまだまだですねw

終わりに――

秋華賞と比較するとやや荒れ模様だった菊花賞でした。そしてまたもや1番人気が崩れるという謎の呪いが…まさかこのまま2022年内は一度も一番人気が勝たずに終わるという異例の年となってしまうのか。

ここまで勝てないと言うのもなかなか珍しいことのような。しかし今回に限ってはGⅠ初の馬が一番人気となる事態ではあったため、ややこうなることは予想は出来ていましたが…買い目には反映させてないんですよねw

さて、次回は10/30に行われる大きな舞台のひとつ、天皇賞・秋
ドンディーでした!

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