苦節2連戦、やっと掴んだGⅠ勝利!
こんばんは。ドンディーです。
本日は、東京競馬場にて天皇賞・秋が行われました。
春の天皇賞と同じく、年間に行われるGⅠ競走の中でも非常に格式の高い位置づけとなっているレースですね。
そこには古馬の強豪たちが今年も集結しており、その中には先週の菊花賞を回避してこちらにやってきた🏇ジオグリフ、🏇イクイノックスらの3歳世代の姿も。古馬ともGⅠ馬とも初対決となる中、それだけここに挑戦するという意味は大きいものなのです。
そして、見事に勝利を手にしたのは🏇イクイノックスだった!皐月賞・ダービーともに2着と悔しい想いで臨んだクラシックでしたが、見事にこの大舞台でかつ🏇キタサンブラック産駒としても初のGⅠ勝利を獲得することが出来ました!同レースは父🏇キタサンブラックも制覇しているため、親子制覇の記録も。
道中も非常に熱い流れが繰り広げられており、最後の数秒まで気の抜けないレースとなりました。
それでは本日のレースを振り返りたいと思います。

天皇賞・秋(GⅠ)― 東京競馬場

天皇賞・秋は、毎年春と秋に2度開催される、日本競馬の長い歴史の中で特に格式の高いレースとされたGⅠ競走ですね。優勝者には杯・盾が贈られ、また国内競走の中でも高額の賞金が授与されます。2022年には7年ぶりに賞金額が増額されています。
天皇も拝見する競走ですから、もちろんトップクラスの実力を秘めた馬たちが15頭集結。それぞれ重賞競走で活躍している馬たちが沢山出馬し、その中には3歳世代のクラシック競走から外れて参戦する若き猛者たちの姿も。
皐月賞を優勝した🏇ジオグリフや、皐月賞・ダービーともに2着と非常に惜しい競馬をしつつもその強さを見せてきた🏇イクイノックス。そして皐月賞・ダービーとも4着と更に悔しい結果となった🏇ダノンベルーガ。今年の3歳馬からはこの3頭が参戦。
古馬からも海外で活躍したダービー馬🏇シャフリヤール、ドバイで見事に逃げ切ってのGⅠ初勝利を収めた🏇パンサラッサ。衝撃の5連勝を逃げの一手で勝ち続けたGⅡ馬🏇ジャックドール。昨年のオークス馬🏇ユーバーレーベン、今年の大阪杯で衝撃の8番人気決着、🏇ポタジェなどなど…
人気薄だとしても、ここに来るまでに成績を上げてきた馬たちが勢ぞろいです。
最終オッズ上位人気3頭は以下の馬でした。
🏇★★★1番人気★★★🏇
🏇⑦イクイノックス[牡3](C・ルメール騎手)
🏇父:キタサンブラック 🏇母:シャドーブランシュ
最終単勝オッズ 2.6倍
皐月賞・ダービーと共に2着で悔しい想いをした、今年の3歳牡馬。🏇キタサンブラック産駒であり、父はこの舞台も過去に制覇。勝つと産駒初GⅠ勝利・産駒初親子制覇となる。菊花賞を回避してのこの古馬との大舞台で、菊の花よりも更に一発大きな花を咲かせるべく引き続き鞍上はC・ルメール騎手に手綱を託す!
🏇★★2番人気★★🏇
🏇⑧シャフリヤール[牡4](C・デムーロ騎手)
🏇父:ディープインパクト 🏇母:ドバイマジェスティ
最終単勝オッズ 4.4倍
🏇ディープインパクトの血を引く、昨年🏇エフフォーリアとの接戦に打ち勝ったダービー馬。その後国内で2回競走を経た後はドバイ・イギリスで海外GⅠに連戦。ドバイでは母の名を冠しているように勝利を手にし、可能性を大きく広げた。今年は日本では初競走とはなるが、久しぶりの日本でダービーでの豪脚を見ることが出来るか。
🏇★3番人気★🏇
🏇⑨ジャックドール[牡4](藤岡佑介騎手)
🏇父:モーリス 🏇母:ラヴァリーノ
最終単勝オッズ 5.0倍
デビューから5戦目、ここから逃げの一手で同世代を圧倒してきたジャックドールが3番人気に。前走札幌記念では逃げたパンサラッサを後ろでマークしてから見事差し切って勝利してみせ、逃げずとも強いことを証明した。GⅡまでは2つ勝ち星を獲得しているが、GⅠ馬に匹敵する脚が14頭のライバルたちに襲い掛かる!
大逃げの馬を見事な末脚と差し切った!!
🏇パンサラッサが大逃げでの流れとなり、なんと1000mの通過タイムはあの大逃げGⅠ馬🏇サイレンススズカと同じタイムで通過と言う展開に!
長い長い東京競馬場最後の直線でもかなりの馬身差をつけて逃げていき、もしやこれはまさかの逃げ切り勝ちか…?と思いきや、きたきた後ろから末脚を爆発させてきた後続の馬たちが!一際抜けて見事その🏇パンサラッサを差し切った唯一の馬が…🏇イクイノックスだったのです!
あの大逃げでついてしまった差を一気に埋めていった🏇イクイノックスは、残り200mでもまだ5馬身差ちょっとがある中最後の最後に一気に追い込んでいきました!あれを追いつけるのはとてつもない豪脚の持ち主でしたね!今のコンディションであれば皐月賞・ダービーを勝てていたやもしれない…そんな強さでした。
そして惜しくも直前で差されてしまったはものの、その大逃げ策が大成功とばかりに場内を沸かせた🏇パンサラッサが2着。🏇ジャックドールという同型のライバルがいた中、この大胆な走りはライバルをあっという間に遠のけて見事に上位へと食い込むことが出来ました。まさに令和の🏇サイレンススズカ、そして🏇サイレンススズカが走り切れなかったこの舞台を走り切って見せた、これは伝説になります。ドバイを勝ったその実力は伊達ではありません!
そして3着には内ラチ沿いを確実に脚を伸ばしていった🏇ダノンベルーガ。この馬も3着ではありましたが、やっとここまで上位に食い込めるほどに強さを見せてくれました。🏇イクイノックスの豪脚と🏇パンサラッサの大逃げ、これには敵わずとも決して大負けではない。来年は強い古馬となることでしょう!
🏇ジャックドールは4着に入り、前走と同じく先行策から掲示板内に食い込むことは出来たものの、これだけの大逃げにはなかなか追いつくことが出来なかったようです。最後の直線で一度は2番手に上がって着実に脚を伸ばしていくものの、両脇から🏇イクイノックス・🏇ダノンベルーガの末脚。前々を走った🏇ジャックドールよりも、後方で脚を溜めていた2頭の勢いには追いつけず。
中段で競馬をした🏇シャフリヤールでしたが、最後の直線では脚を伸ばしつつあるも前方には🏇ジャックドール、そして両脇には伸び脚のあった勝ち馬2頭。なかなかポジション的に抜け出すことが出来なかったものの、5着と大負けはしていない。今回は展開が向かなかったか。
結果は以下の通り。
■天皇賞・秋2022(GⅠ) 結果・払戻 | netkeiba.com
https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202205040911&rf=special_pickup

大逃げパンサラッサが人気薄枠
前走で🏇ジャックドールに敗北していたこともあり、🏇パンサラッサの評価はなかなか低めとなっていたことで馬券が割と膨れ上がる事態に。内枠だったので逃げることは想定できていたものの、まさかここまでの大逃げの一手に出るとは予想する人はあまりいなかったことでしょう。
🏇イクイノックスは前日から1番人気をキープしており、素質の高さを早い段階から評価されていたようですね。そしてこのレースでやっとGⅠは1番人気が勝利すると言う結果に!まるで呪いのように1番人気がことごとく敗北するという結果はやっと破られたのですw
私は今回昼頃に出かけていた関係で、帰ってくるのがギリギリとなってしまい結局天皇賞・秋の発走時刻1分前に家に着くということに…お祭りに参加できなかった寂しさはあるものの、レース内容が非常に熱いものだったのでついつい白熱してしまいました。
これだけの古馬がいたにも関らず、3歳馬が3着以内に2頭も来るというのが凄いことですね。今年の3歳馬は凱旋門賞に向かった🏇ドウデュースも含めて強い馬が多いことも印象的でした!
終わりに――

今回の天皇賞・秋はかなり伝説のレースとなりそうな内容でした。白熱した方もかなり多かったのではないでしょうか。
馬券を買わなくてもこんなに白熱出来るんだ、と改めて認識させられた気がしますw
🏇イクイノックスと🏇パンサラッサの今後がもっと楽しみになりました!もちろん他の馬たちの活躍も!
さて、次回は11/13に行われる乙女たちの頂上決戦、エリザベス女王杯!
昨年は🏇アカイトリノムスメではなく、🏇アカイイトだったという大きな大波乱がありましたが…今年はどうか。🏇アカイイトは今年も出走するようです。
ドンディーでした!