母が獲らなかったGⅠを見事獲得!
こんばんは。ドンディーです。
本日は、阪神競馬場にてエリザベス女王杯が行われました。
雨が降って馬場が悪い中での開催。
今年の注目名牝が揃った中、勝利を掴んだのはその昔3冠牝馬として君臨し、GⅠを7勝して引退した女王🏇ジェンティルドンナの娘、🏇ジェラルディーナだった!
🏇ジェラルディーナは血統こそかなりのエリートとして産まれた牝馬でしたが、まだ生涯成績としては重賞は前走のオールカマーGⅡを制覇したのが記憶に新しいほど。母が挑戦しなかったこのエリザベス女王杯を見事勝ちきり、初のGⅠ制覇に新たな女王として名を馳せたのです!
後続にも上位人気として注目された馬が来ず、今年も昨年くらいのレベルには荒れた結果となりました。
それでは本日のレースを振り返りたいと思います。

エリザベス女王杯(GⅠ)― 阪神競馬場

エリザベス女王杯は、毎年11月の2周目に行われる牝馬限定の古馬中距離GⅠ競走です。今年も阪神競馬場で開催されておりますが、来年から京都競馬場が再開するとの情報もあり、もしかすると阪神競馬場で開催するのはこの先暫く見ないかもしれません。
名前の由来は、1975年の第二回開催でエリザベス女王2世が来日したことを記念して新たに創設され、その前身はビクトリアカップと呼ぶ牝馬三冠クラシック競走のひとつでもあったとのこと。これが秋華賞に変わったことにより、ここを挑むのはクラシック競走から向かう3歳牝馬と、4歳以上の牝馬がぶつかる舞台となっていったそうです。
顔ぶれには秋華賞を勝利した🏇スタニングローズ、その2着馬🏇ナミュール、2020年無敗の三冠牝馬であり怪我を乗り越えて今年復帰した🏇デアリングタクト、昨年アカはアカでも🏇アカイトリノムスメではなく…と話題になった去年の勝ち馬🏇アカイイト、海外から今年のアイルランドオークス勝ち馬であり日本に来日してきた🏇マジカルラグーンなどなど…
まさに今年最後の女王の座を取り合うのに相応しい面々が揃いました。3歳勢は若さが武器ではあるものの、どうしてもローテーションに不安要素が。昨年も秋華賞を勝った🏇アカイトリノムスメはGⅠ中三週であるこの舞台で儚く散ってしまいました。
🏇スタニングローズや🏇ナミュール、🏇ライラックがそれに当たる秋華賞組。そしてそこは回避したものの同じ時期に前走を使っていた🏇ピンハイが3歳と若い世代ではあるものの、いずれもローテーションに余裕があるとは受け取りにくい状態。各陣営のコメントからはそれを感じさせない状態ではありそうなものの。
そして復帰してから勝ち星をなかなか上げられない🏇デアリングタクトの復帰してほしいという願いも、また込められています。今年の重賞挑戦もこれで4戦目。
最終オッズ上位人気3頭は以下の馬でした。
🏇★★★1番人気★★★🏇
🏇④デアリングタクト[牝5](松山弘平騎手)
🏇父:エピファネイア 🏇母:デアリングバード
最終単勝オッズ 4.3倍
2020年の無敗の三冠牝馬だが、その後怪我の影響もあってか復帰してからは不調が続く。追切や調教を経て、陣営の早くあの頃の沸かせてくれた走りをもう一度見せたいと言う気持ちが強く込められていることでしょう。ファンからの願いも相まって、人気はここに来て1番人気とまでなった。三冠馬の意地、ここで見せられるのか
🏇★★2番人気★★🏇
🏇⑩スタニングローズ[牝3](坂井琉星騎手)
🏇父:キングカメハメハ 🏇母:ローザブランカ
最終単勝オッズ 5.7倍
先月🏇スターズオンアースの3冠目を阻止し、今年の秋華賞馬となった🏇スタニングローズが2番人気に。薔薇一族として大きな結果を残したこの馬が次の牝馬の大舞台に更なる花を咲かせようと秋華賞から直行。父キングカメハメハが道悪も難なくこなせたことから、今回の条件に全く不安視はない。
🏇★3番人気★🏇
🏇⑪ナミュール[牝3](横山武史騎手)
🏇父:ハービンジャー 🏇母:サンブルエミューズ
最終単勝オッズ 7.3倍
秋華賞を2着と🏇スタニングローズ相手に負けてはしまったが、最後の爆発力ある末脚は大きな期待がされている3歳牝馬。オークスでも3着と、中距離以上のコースであれば更にその能力が発揮されることが期待されての3番人気。新たな女王君臨なるか。
女王は静かにチャンスを伺っていた!
中団で前の流れを見つつ、最終コーナー辺りから外に出したかと思うと直線で一気に脚を伸ばしてきた。追い込み勢をものともせずに、一気にゴールインしたのは🏇ジェラルディーナだった!逃げていた🏇ローザノワールとそれを追っていた🏇マジカルラグーンらの前方集団、完璧に捉え切った!
そして後ろで2着を狙って追ってきたのは…まさかの同着!ほぼ同じ位置で隙を狙っていた🏇ウインマリリンと、後方から一気に末脚を外から爆発してきた🏇ライラックが!🏇ウインマリリンがジェラルディーナに差されてしまうも、粘りに粘ったところに残りあと100mちょっとのところでライラックの勢いに飲まれそうになるもピッタリと同2着としました。
🏇デアリングタクトはまたも6着と結果を出すことが出来ず。中団内側を走行して堅実に最後の直線も脚を伸ばしていったものの、外からの一気の追い込み勢の勢いには敵わず。同世代の🏇ジェラルディーナに完全に勢いに負けてしまっていました…
また、🏇スタニングローズも同じ中団ではありましたが前走のような良いポジショニングとは言えず、最後の直線においては本領を発揮出来なかったように見えました。もしや秋華賞の疲れがまだ残っていたのかもしれません。無念の14着。
🏇ナミュールも同様、🏇デアリングタクトの後ろあたりを走っていましたが、最後はなんとか前走のような末脚はあったものの他の勝ち馬たちの勢いには及ばず。むしろ中3週という中であれだけ伸ばして5着であれば惜しかったのではないでしょうか。
結果は以下の通り。
■エリザベス女王杯2022(GⅠ) 結果・払戻 | netkeiba.com
https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202209050411&rf=special_pickup

人気馬総崩れ
🏇デアリングタクトが完全復活とはならず、そして秋華賞の上位馬が疲れからか総崩れしてしまったが為に馬券は大荒れ。4番人気である🏇ジェラルディーナがこれを制し、そして後続には人気薄が同着と今年も昨年ほどではないにしろ荒れ気味でした。
何気に🏇アカイイトが最後いい脚使っていて、4着と食い込んできたのが驚きです。昨年のこともあったので目をつけてる人はそれなりにいたでしょうから、今年も不人気11番人気とながら掲示板入りに期待した方もいたかもしれませんね。
2着に入った🏇ライラックなのですが、このレースって過去に🏇ラッキーライラックという名牝が2年連続で勝っていたんです。これって何かの暗示だったのかも…w
実は父親も同じ🏇オルフェーブルなんですよねw
🏇アカイトリノムスメではなく🏇アカイイトのような、妙な暗示が今年もあったのかもしれませんがそこに気づけてなおかつ買えた人なんてごく少数でしょうね!
私は3歳馬と府中牝馬ステークス組のローテーションの厳しさをなんとなく不安視したものの、結局🏇スタニングローズと🏇ナミュールの前回の強さに期待しての大賭けに見事撃沈!全く買った馬がいなかったのでなかなかのぼろ負けでした…orz
今日ほどローテーションの大事さを噛み締めたことはありませんw
終わりに――

久しぶりに勝負に出て、かなりの大負けとなってしまった私。
🏇デアリングタクトの復活を見たいという気持ちもあったり、🏇モズカッチャン以来の3歳牝馬女王が見たいと思っていたりと気持ちのほうがなかなか馬券に絡まなかったですねw
来週は、マイルチャンピオンシップ!
ドンディーでした!