競馬

【第42回 ジャパンカップ(GⅠ)】ヴェラアズール&R・ムーア騎手おめでとう!

GⅠ初制覇がとんでもない大舞台に!

こんばんは。ドンディーです。

本日は、東京競馬場にてジャパンカップが行われました。
国内でも最大級の賞金と、海外から多数の名馬と騎手を迎えて行われる招待重賞競走ですね。

今年は久しぶりに海外から多数の馬と騎手が来日することとなり、非常に豪華なメンバーとなった中で勝利したのは、なななんんとGⅠレース出走自体が初めてとなった🏇ヴェラアズールだった!

国内・海外の強豪たちを払いのけ、R・ムーア騎手の思い切った騎乗によって初勝利がどでかい結果となった🏇ヴェラアズールは、🏇エイシンフラッシュ産駒の初GⅠ勝利という偉業も同時に達成しました。

それでは本日のレースを振り返りたいと思います。

ジャパンカップ(GⅠ)― 東京競馬場


ジャパンカップは、東京競馬場で行われる海外馬・騎手の招待競走GⅠ。世界からここを目標にされるほどの注目重賞であり、なんとその1着賞金は約4億円にも上ります。

これは日本のGⅠ競走の中でトップクラスの賞金額となり、昨年までは3億円だった設定から今年は更に1億円も増額。これは海外からも参戦しますよねw

コロナ禍と言う事もあって、ここ数年はあまり海外からの馬の参戦が叶わずに開催されていた今競走ですが、今年は4頭の海外馬と6名の海外トップジョッキーがここに参戦。事前情報では今年の凱旋門賞馬なども参戦予定でしたが、一部調整されての4頭に。どれも現地ではかなりの好成績を残す馬ばかり。

そして馬だけでなく、ジャパンカップが始まる土曜のレースから快進撃を続ける海外騎手の皆さんは、かなりの手練ればかり。掲示板は外国人ジョッキーの名前ばかりが埋まる自体も珍しくなく、ここ16年連続でジャパンカップは日本の馬が勝利しているという記録が続いているところ、ここでストップをかける可能性のメンバーです。

しかし日本からも昨年3着だった🏇シャフリヤールをはじめとして、この東京競馬場を走りなれた手練れが多く参戦。若き精鋭から重賞初挑戦といった顔ぶれで、海外からの刺客を迎え撃ちます。

最終オッズ上位人気3頭は以下の馬でした。

🏇★★★1番人気★★★🏇

🏇⑮シャフリヤール[牡4](C・デムーロ騎手)

🏇父:ディープインパクト 🏇母:ドバイマジェスティ
最終単勝オッズ 3.4倍

2021年で🏇エフフォーリアをハナ差で破ったダービー馬であり、昨年のジャパンカップでは同世代の🏇コントレイルに敗北し、惜しくも3着。その後は今年はC・デムーロ騎手と共にドバイGⅠを制し、海外経験を経て大きくなって再び挑むこの舞台。途中で抜けての一番人気に指示されて結果を出せるか。

🏇★★2番人気★★🏇

🏇⑭ダノンベルーガ[牡3](川田将雅騎手)

🏇父:ハーツクライ 🏇母:コーステッド
 最終単勝オッズ 4.2倍

末脚瞬発力で一気に追い込む3歳のエース。とは言うものの、クラシック競走ではどこも4着が続き、苦しい結果が続いてしまうものの前走天皇賞・秋では🏇パンサラッサの逃げになんとか食らいついての3着に。同世代で強力な🏇イクイノックスや🏇ドウデュースが不在の舞台で、華を咲かせる!

🏇★3番人気★🏇

🏇⑥ヴェラアズール[牡5](R・ムーア騎手)

🏇父:エイシンフラッシュ 🏇母:ヴェラブランカ
 最終単勝オッズ 4.5倍

デビューは2020年だが、今年になるまでなかなか勝ち上がることが出来ずにいた。おまけに今年はじめまではダート馬として2勝クラスを駆け上がってきたが、ここに来て芝に路線を切り替えたところ成績は右肩上がり!前走の京都大賞典では初の重賞挑戦ながらも勝利するという遅咲きながらも秘めた力を見せた。格上挑戦となる今回、R・ムーア騎手とのコンビで一発狙う!

内からの鋭き強襲!

🏇ユニコーンライオンが先頭に立って逃げる展開となり、それについていく先行馬たちの後ろで控えていた🏇ヴェラアズール。直線になって内から外から脚を伸ばしていく強豪たちがいる中で、なんと包まれていた内側のなかで前方の隙をうまく抜け出していき、🏇ダノンベルーガを捉えたあとは🏇シャフリヤールと🏇ヴェルトライゼンデの間を一気に駆け抜ける!

外から一気に伸びてきた🏇シャフリヤールの勢いよりも更に最短距離でスピードを出して抜け出るその走りは、GⅠ初挑戦とは思えないほどのレベルでの勝利となりました。これが元々ダート馬から芝に切り替えたことで化けた結果なのであれば、とんでもない逸材が眠っていたことに。はたまたムーア騎手の大胆かつ攻めた騎乗によるものなのか、どちらにしろこの結果には驚かされました!

2着にはその🏇ヴェラアズールに内でぎりぎりで差されてしまった🏇シャフリヤール。外から先に抜け出た🏇ダノンベルーガを追うように直線で脚を伸ばし、駆け抜けていったのですがまさかの内側からの刺客。位置取りとしても完璧な騎乗だっただけに、これは悔しい結果となりました。しかし、決して弱くなかった!これが世界で通用する走りなのです。

3着にやってきたのは、最内の内ラチ沿いを伸ばしてきた🏇ヴェルトライゼンデ。逃げていた先頭についていくように5番手あたりをキープしつつ、直線では抜けてくる外側の馬たちを尻目にギリギリの最短距離をキープして駆け抜けていく。しかし、まさかすぐ右側から凄まじい末脚で隙間から抜け出ていく🏇ヴェラアズールの前に、惜しくも負けてしまいました。事前調教評価がかなり高いという情報もあり、その結果が繋がったことでしょう。

🏇ダノンベルーガは先に直線で抜け出してから一瞬好位置につけたものの、その瞬間左と右から一気に襲い掛かる馬たちに競り負けてしまい、最後は譲るように失速。あの位置で差されてしまっては、勢いを取り戻したとしても難しかったことでしょう。一瞬の時の運だったか、5着と惜しい結果でした。

結果は以下の通り。

ジャパンカップ2022(GⅠ) 結果・払戻 | netkeiba.com
https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202205050812&rf=special_pickup

※netkeiba.comより引用

結局は日本の人気馬決着に

🏇ヴェラアズールという初挑戦の馬の勝利となって終わりましたが、その芝転向からの勢いは高い評価をされており、更にR・ムーア騎手との騎乗効果もあってか3番人気だったこの馬の勝利。そして🏇シャフリヤールと4番人気🏇ヴェルトライゼンデの決着で、オッズが割れていたにしては割と固めとなった結果に。

今年は久しぶりに海外勢からも強豪は集まったものの、前のペースを作ったのもほぼ日本の馬であまり引っ掻き回すこともなく終わってしまいました。これでまた日本の馬が17年連続勝利となり、海外の馬にはなかなか厳しい結果となってしまったのです。

私は🏇ダノンベルーガと🏇テュネスを軸に流していましたが…🏇テュネスがゲート入りを強く拒む!そして出遅れて現地での大逃げパフォーマンスが…出来ず!🏇ユニコーンライオンよりも前でハナを切って欲しかっただけに、残念でしたw

終わりに――

というわけで、負けてしまいましたが熱いレースでした。
つい上がり馬とか、ランクで見る癖がついてしまっていたのですが、競馬は格だけではないなと改めさせられました。

こうやって下のランクから駆けあがってきた勢いで、世界の古馬たちを崩すことだってあるんですよね!

来週は、砂の猛者たちが挑む今年最後のダート重賞、チャンピオンズカップです。
ドンディーでした!

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