競馬

【第23回 チャンピオンズカップ(GⅠ)】ジュンライトボルト&石川裕紀人騎手おめでとう!

帝王、敗北す!

こんばんは。ドンディーです。

本日は、中京競馬場にてチャンピオンズカップが行われました。
一年で行われる中央競馬の数少ないダートGⅠ競走です。

昨年圧勝した覇者🏇テーオーケインズが圧倒的な指示を得た中、なんと勝利したのはGⅠ初制覇の🏇ジュンライトボルトだった!そして騎手である石川裕紀人騎手もデビュー9年目にして初のGⅠ勝利!人馬ともに初めての勝利に、共に感無量だったことでしょう!

春のGⅠが一番人気が一度も勝たないという荒れ模様ですが、秋は重賞初制覇の馬が勝利し続けるというこれまた波乱の流れが出来ておりました。

それでは本日のレースを振り返りたいと思います。

チャンピオンズカップ(GⅠ)― 中京競馬場


チャンピオンズカップは、12月に行われる一番最初のGⅠ競走で中京競馬場にて開催される。年間で行われる中央競馬のダートGⅠの2つのうちのひとつで、春のフェブラリーステークス。そして秋のチャンピオンズカップとなるわけです。

2000年に設立されたばかりの比較的新しめの重賞であり、初期から第14回まではジャパンカップダートという名称で主に東京・阪神などで開催。第15回からチャンピオンズカップという名前に変更され、開催コースも中京競馬場になりました。

ダート1800mマイルの距離で今年の中央競馬における最強のダート馬がここに集結、それが決まります。昨年は圧勝したことで衝撃を与えた新星🏇テーオーケインズの存在が大きく、2年目の挑戦にして圧倒的な1番人気に。

オッズが示すように、2番人気以降は大きく差を開いての数値でダントツの差。これには誰もが今年の勝ち馬も🏇テーオーケインズで決まりなのではないかと言っているかのよう。

しかし、そう簡単に2年目も勝利は譲るまいと今年の3歳と古馬たちが立ちふさがる。

また、先週のジャパンカップが🏇ヴェラアズールというダートから芝に転向して大成功した馬が記憶に新しい中、芝からダートに転向した馬もちらほらと。まさか、同じ流れが今日も続くのか?

最終オッズ上位人気3頭は以下の馬でした。

🏇★★★1番人気★★★🏇

🏇⑫テーオーケインズ[牡4](松山弘平騎手)

🏇父:シニスターミニスター 🏇母:マキシムカフェ
最終単勝オッズ 1.5倍

昨年の覇者であり、その時の走りは2着だった豪脚の古馬🏇チュウワウィザードから6馬身もの差をつけての圧勝。早めに抜けての大差勝ちはその時衝撃が走りました。その後今年は海外や地方重賞を数々経験し、常勝とはいかずとも勝利した際の勝ちっぷりはなかなかのもの。前走JBCクラシックの勝利からひと月、昨年と同じローテーションで抜群のコンディション。帝王の座は譲れない!

🏇★★2番人気★★🏇

🏇①グロリアムンディ[牡4](R・ムーア騎手)

🏇父:キングカメハメハ 🏇母:ベットーレ
 最終単勝オッズ 7.7倍

芝をメインにデビューしたものの、1勝クラスで壁にぶつかってしまう。が、ダートに転向し覚醒したかのようにオープンクラスにまで昇り詰める。ダートGⅢアンタレスステークスでは2着に食らいつくものの、宝塚記念では芝適正にやはり問題があったか大敗。休養を経て、先週も転身した馬で勝利したR・ムーア騎手と大きな変わり身に期待されての2番人気に。

🏇★3番人気★🏇

🏇⑤ジュンライトボルト[牡5](石川裕紀人騎手)

🏇父:キングカメハメハ 🏇母:スペシャルグルーヴ
 最終単勝オッズ 7.9倍

なんと🏇グロリアムンディに続いて、🏇ジュンライトボルトも芝を走り続けていた馬。3年間芝にてオープンクラスにまでは昇りつめたものの、その後はなかなか伸び悩む成績。しかし今年に入ってダートに転向してみると、なんとGⅢまで勝てることが判明。そのままここGⅠにまでやってくることが出来たが、その勢いは帝王の前に通用するか!?

大外から鋭い脚が襲い掛かる!

勝利したのは鋭い豪脚で一気に帝王らを差し切った🏇ジュンライトボルトだった!昨年のあの衝撃が無かった帝王の前に、ダートで大きく覚醒した彼の鋭い末脚は一気に先頭集団を捉えると完璧に差し切って初のGⅠ初制覇を人馬共に達成することが出来たのでした!

またもや芝から転向した馬が勝利したことで、とてつもない砂の王者がここにまた君臨したのです。ポジション取りは先行策で、後ろすぎずに先頭集団の動きを見つつの完璧なタイミング。これまでの成績は一体なんだったのだろうかと思わされる、見事な走りを見せてくれました。

2着には最後の直線で逃げていた馬を捉えて先頭に立った4番人気の若きエース🏇クラウンプライド。後ろでなかなか直線伸びてこない帝王から一気に突っ切って逃げ切る勝ちルートに入れたところでしたが、思わぬ伏兵が外から足を伸ばしてきての粘って2着。海外を経験してから帰ってきて、惜しくもこれで2着が3回連続となってしまったのでした。

3着には6番人気であった3歳馬🏇ハピ。この馬も先行して前を見つつチャンスを伺って、🏇クラウンプライドが抜け出たタイミングを見計らって内側の隙間をぬって出た。前を捉えることは出来なかったが、すぐ後ろにいた帝王の前に跪くことなく粘って見せました。外からの強襲には敵わずとも、決して弱くない競馬をして見せたのでした。

そして昨年の帝王、🏇テーオーケインズ。直線に出てから絶好の位置取りをものとし、あとは昨年のように鋭い末脚で突っ切るだけ…と誰もが思っていた矢先、なんとあの時の脚が全く見られない!そのまま先頭集団を捉えることを出来ず、そのまま🏇ジュンライトボルトの猛追にも全く対応出来ずに4着で終わってしまいました。帝王のまさかの敗北に、驚いた人は多かったことでしょう。

2番人気🏇グロリアムンディは、中団やや後ろからの競馬で様子を見つつも直線での位置取りが悪く、前に出そうともなかなか出せずに不完全燃焼で終わってしまった雰囲気。R・ムーア騎手は前回のような間を突いての競馬を狙っていたのやもしれませんが、やはり同じような展開にはなかなかいかないものです。

結果は以下の通り。

チャンピオンズカップ2022(GⅠ) 結果・払戻 | netkeiba.com
https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202207060211&rf=special_pickup

※netkeiba.comより引用

帝王の敗北は荒れを意味する

🏇テーオーケインズのまさかの馬券外という結果に、荒れ模様だった今年のチャンピオンズカップ。🏇ジュンライトボルトは芝からの転向で大成功した経歴もあって3番人気ではありましたが、それに続いたのが今年の3歳ダートのエースたち。

私は若きエースたち2頭はしっかり抑えていたんですけど、当然軸にするのは🏇テーオーケインズですよね…
まさかこのような負け方をしてしまうとは思わず絶句。

そして私個人は2週も続けて🏇ヴェラアズールのような転向して大成功する馬は出ないだろうと踏んでいた結果、まさかの2週連続でそのような結果になったことを甘くみてしまいました。いや帝王がそんな簡単に負ける!?ということでw

🏇テーオーケインズは強い時はとても強いのですが…なんだかムラっけがあるようにも感じてしまいますね。成績を見ると、1着で勝ったあとはほぼ確実に敗北しているという。今回も前走JBCクラシックで勝利した先月から、今回も4着。これは…次に出走したらまた勝てるのかもw

終わりに――

🏇テーオーケインズがいるのでこれはほぼ確実に獲れるレースだ!と思いきや、それは大きな罠だったとは…
競馬に絶対は無いと何度も聞いているとはいえ、なかなか受け入れがたい結果ではありますねw

また来年、強い姿を私たちの前で見せて欲しいものです。次は単勝大賭けしないと思いますが…😂

来週は若き2歳の乙女たちが繰り広げるGⅠ競走、阪神ジュベナイルフィリーズ
ドンディーでした!

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