年末の大波乱!!
こんばんは。ドンディーです。
本日は、中山競馬場にてホープフルステークスが行われました。
JRAが設定する年内最後のGⅠ競走であり、ここから来年に向けて活躍する2歳馬が現れるのです。
2歳の若馬と言えど、この段階にもなってくるとある程度の実力差が見えてくることもあってここ数年では人気通りの決着になりやすかった同レース。しかし、今年は一味も二味も違いました。
勝ったのはなんと14番人気というお世辞にも人気とは言えない支持であった🏇ドゥラエレーデが勝利。鞍上のB・ムルザバエフ騎手と共に大波乱の結果を迎え、ここ数年でもなかなか無い大荒れの三連単2,466,010円もの配当となりました。
それもそのはず、2・3着に食い込んでいるのもあまり人気のない穴馬だったこともあって、上位人気の馬たちは総崩れしてしまったのです。一体何が起こったのでしょうか?
それでは本日のレースを振り返りたいと思います。

ホープフルステークス(GⅠ)― 中山競馬場

ホープフルステークスは、年末の最後に中山競馬場で行われる芝2000m中距離の2歳限定GⅠ競走です。主にマイル路線ではなく中距離以上の距離で来年活躍していく予定の牡馬は朝日杯フューチュリティステークスではなくこちらに挑むことが多い傾向にあります。
過去にこのレースを勝利している馬は来年の3歳クラシックレースに挑んで活躍することが多く、牡馬クラシックがどれも2000m以上の距離であることから、ここを突破できずに皐月賞・日本ダービー・菊花賞をクリアすることは困難と言えるでしょう。
今年もデビューしてからキャリアを積んできた者、デビューして間もない者。様々な挑戦者が18頭集まりました。そして今年は久しぶりに外国のベテラン騎手を招待していることから予想としても難解となっておりました。
最終オッズ上位人気3頭は以下の馬でした。
🏇★★★1番人気★★★🏇
🏇⑱ミッキーカプチーノ[牡2](戸崎圭太騎手)
🏇父:エピファネイア 🏇母:スティールパス
最終単勝オッズ 3.0倍
10月に東京競馬場でデビューし、新馬勝ち。続けて今回と同じ舞台・距離である中山芝2000mを勝利していることから期待値の高まっている馬。父は同レースも過去に勝っており、数々のGⅠ馬を輩出してきたエピファネイアの血統。どの舞台でも末脚の生かせる武器をこの相手でも発揮できるか。
🏇★★2番人気★★🏇
🏇①ファントムシーフ[牡2](福永祐一騎手)
🏇父:ハービンジャー 🏇母:ルパンⅡ
最終単勝オッズ 5.1倍
6月に阪神でデビューし新馬勝ち。その後すぐに中京にてOPクラスを勝利し、早くも素質の高さを実力で示した当馬。鞍上は2月で引退予定の福永祐一騎手が最後の挑戦ともなる。ここで勝って年内最後に華を咲かせられるか。
🏇★3番人気★🏇
🏇⑨セブンマジシャン[牡2](C・デムーロ騎手)
🏇父:ジャスタウェイ 🏇母:ハピネスダンサー
最終単勝オッズ 7.0倍
10月に中山でデビューし、新馬勝ち。その後阪神競馬場で芝2000mを経験し、距離と適正はバッチリ。その時のコンビである凱旋門賞勝利ジョッキーであるC・デムーロ騎手と再び挑む重賞の舞台へ。
行った行ったで決まってしまった
レースの流れを決めたのは、ハナを切った🏇トップナイフとそれに付いて行く🏇ドゥラエレーデ。結局はこの二頭が終始引っ張り、最後の直線でもこの二頭の叩き合いで繰り広げられての展開でした。他の馬たちからの後方からの追込みはほぼ無く、終始🏇トップナイフか、🏇ドゥラエレーデかの熱戦!
そして、その叩き合いを制したのは🏇ドゥラエレーデだった!終始激しい争いが展開され、見る角度によっては🏇トップナイフが逃げ切ったようにも見えたほど。しかし、首の上げ下げでタイミングよく決めたのは🏇ドゥラエレーデだったのです!粘り強く🏇トップナイフにぴったりマークするように競り合い、そこを制したのでした。
惜しくも雲泥の差で二着判定となってしまった🏇トップナイフ。デビューしてから連戦を続けて掲示板内をほぼ外さずに走り続けてきた当馬ですが、今回の参戦でますます元気一杯との評価。18頭の中で真っ先にハナを切って逃げ続け、激しい競り合いに気持ちも負けず芯の強さを見せました。🏇ドゥラエレーデと大きな差はないでしょう。
3着に届いたのは、伸び悩む後方勢の中から唯一末脚を発揮して伸びてきた🏇キングズレインが入選。二頭のペースに追いつけない約10数頭の中で外に出したかと思うと一気に前の二頭に迫る勢いで伸びてくる!先週も有馬記念で🏇イクイノックスを勝利に導いたC・ルメール騎手の手綱さばきで見事な結果でした。
そして人気の3頭でしたが、🏇ミッキーカプチーノは3コーナー近くで一気に前の二頭に接近していく。しかし直線で前二頭が突き放しての競り合いで益々追いつけずにそのまま沈んでしまう。🏇ファントムシーフ、🏇セブンマジシャンは後方でのレース運びでしたが、やはり前のペースに追いつけなかったか外から伸びた🏇キングズレインらに先を行かれてしまいました。4、5、6着に上位人気3頭が。
結果は以下の通り。
■ホープフルステークス2022(GⅠ) 結果・払戻 | netkeiba.com
https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202206050911&rf=special_pickup

超爆荒れ!
14番人気→7番人気→6番人気の決着となり、とてつもなく荒れたホープフルステークスとなりました。正直こんな馬券は抑えられるかと言わんばかりの荒れっぷり!
まさか前をキープした馬2頭と、唯一追い込んできた1頭が絡んでくるとは予想外でした。私は🏇トップナイフは使い続け過ぎて疲労も溜まっているのではと思っていましたが、むしろこれだけ走ったにも関わらず一番状態が万全だったのではないかと言うくらいの完璧な走りでした。
それに追いつける🏇ドゥラエレーデと、超積極的にそのペースに付いて行こうとしたB・ムルザバエフ騎手も凄かったです。完全に2頭の世界でしたね。
私は🏇キングズレインはC・ルメール騎手の安定さを見て軸に入れておりました。あとは引退が近い福永祐一騎手がやってくれるのではと期待を込めて🏇ファントムシーフの2頭軸で相手は全通りに!結果は…🏇ファントムシーフが4着!くわぁ~!!
もし私の選んだ二頭が3着以内に入ってきていたら…これでもなかなかの配当になったんじゃないでしょうか!最後だから張り切ってしまいましたが、めちゃくちゃ惜しくて衝撃でしたw
終わりに――

というわけた…!
さて、2022年のJRA主催GⅠ競走もとうとう終わりました。
今年も沢山の馬たちが活躍し、そして多数の馬が引退したりと動きも色々でした。来年も胸が熱くなるような、そんなレースが沢山見たいですね!
それでは皆様良い御年を!
ドンディーでした!